Higemushokuカナダ留学日記

ヒゲ無職からカナダ移住。

カナダ永住権取得計画進行中

カナダのトロントに来て3年経った今の僕の英語力の話

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「What's up」が言いたいという不純な動機でトロントに来てから早3年が経ちました。今回は皆さんにニヤニヤしながらよく聞かれる「で、英語圏で3年生活すると実際どんぐらい英語できるようになるの?」って質問にお答えしたいと思います。まずは僕が今までにやってきたことを出国前と出国後に分けて紹介した上で、最後に今の僕の英語力について言葉を濁しながら書きます。日本で英語の勉強を頑張ってる方、留学を考えてる方、その他の全人類の方の参考になればとの願いを込めて。いまスパッと言えることは、3年経ってようやく「いまの英語力ならカレッジに通っても問題ないかも」と思えるレベルまでようやく到達したという感覚です。

今までやって来たこと。出国前

1〜2ヶ月の短期留学の経験(マニラとロス)は除外します。あえて厳しいことを言うと、あんなもんはギャグです。1〜2ヶ月の短期留学で英語が話せるようになるなら全人類がやるでしょう。

さて出国前ですが、カナダで永住権の取得を目指す事を決意してから渡航までの1年間、どんなに仕事が忙しくても毎日欠かさずDMM英会話を続けました。オンライン英会話はスピーキング向上のためです。で、これとは別でGrammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROMというテキストブックを使って文法の基礎を固めました。これ一冊やっとけば間違いなく文法は十分です。あとは、通勤をバイクから徒歩に変えて、その間にポッドキャストで自分の興味のあるプログラムを毎日往復40分間シャドーイングしながら聞きました。これはリスニングですね。とりあえず出国前はこのぐらいです。へらへらしているフリをしながら本気で毎日やりました。これ以外にもアプリとかを駆使して隙間時間を活用してました。こんなヒゲヅラの僕が使ってたアプリとかに興味がある方はカナダのトロントで留学中の僕が厳選した無料英語学習アプリ&サイトって記事を半信半疑で見てみてください。

今までやって来たこと。出国後

カナダに来てからの去年ぐらいまでは毎日勉強をしてました。来てすぐに4ヶ月間カレッジ付属の語学学校に行きました。読み書きの勉強にはなりましたが、会話はまだまだダメでしたね。ネイティブとの会話なんて全くできない状態でした。でもそれでもカレッジの進学資格はサラっと取得しました。自慢する訳ではありませんが、渡加後4ヶ月でカレッジ進学資格が取れた日本人の話はあんまり聞かないです。ちなみに、同じ時期に同じ語学学校に通って仲良くなった日本人の男の子がいました。その彼は当時すでに2年間カナダに住んでいましたが、その彼が僕と同じく4ヶ月でカレッジ進学資格を取得しました。僕が言いたいのは、僕が「賢くって強くってたくましくて、かつセクシーな男だ」という事ではなく、「仕事をしながらでも、日本にいても、必死に1年毎日勉強すればそのぐらいの英語力はつく」ってことです。会話力は格段にその子の方が上でしたけどね!!ちなみに僕は幼き頃に英才教育を受けたとか、毎日Novaに行ってたとか、実は父がアメリカ人ですとかそんな事実は全くありません。普通のダメ人間でした。

その後はバイトですね。スタバで4〜5ヶ月(バリスタ)、あとイタリアンで2年半(今でも働いてます)。今回は詳細は省きますが、スタバについては海外スタバ(カナダ)でバイトしてたので面接のアドバイスを、イタリアンについてはトロントがいかにワーホリ&語学留学に適しているかを語ろうじゃないのという記事で触れてます。さて、ここで少し話が脱線します。去年同じような記事を書いたんですが、その時に僕が注意していることを↓こんな感じで書きました。

僕がバイト中に今でも気をつけていることがあります。それは「自分の英語力を伸ばしたいからといって無駄にバイト仲間に話しかけない」ということです。逆で考えてください。自分の職場に、日本語があんまりできないモンゴル人が入ってきて、仕事もろくにできてないのに必死でモンゴル訛りの日本語で話しかけてきたら「え、こいつなんなん。働けよ。」って思いませんか?なので、僕は今でもずっと自分の仕事を黙々と全力でやって、時間ができたら他の人を助けてます。そうすると、職場でものすごい気に入られます。「Samurai, Samurai!!」とか言われだしたらこっちのもん。気に入られてます。休みが合えばご飯いったり、仕事終わりに飲みに誘ってくれたりするようになります。そこで必死に英語の実践訓練です。

これがここ最近かなり変わってきて、もうシェフ見習いという立場になったので結構コミュニケーションを取る必要が出てきました。新しい子をトレーニングしたり、サーバーからの質問(食材やアレルギーの事)に答えたりします。なので今は集中しつつ、ヘラヘラと会話も楽しんで仕事してます。

やっと本題、今の英語力について

簡単に言うと、最初の2年間は「英語を学んで」いました。でも今は「英語を使って何かを学んで」います。

仕事が休みの日は基本的にクッキングの本を読んだりYoutubeで牛の解体を見たりして、調理の勉強を英語を学びつつやってます。メインは英語の勉強ではなく、ちょっと難しい専門用語的なものを調べる程度です。なので、カナダのトロントで3年暮らした今の僕は「英語の勉強は当然まだまだ必要」ですが「英語で自分が興味があることを学べる」程度の英語力だと言っておきましょう、民よ。

なんか偉そうな事を書いてますが、本当はまだまだ全然だめです。自分を大きく見せようと背伸びしてこのブログ書いてます。職場のSeanが去年の僕の英語力を

「reasonably assembled」

とか

「your english is well. Well, not well, but good. lol」

と表現していました。
で、今年も聞きました。そしたら

「Your English gets the job done.」

って言ってました笑。まだまだまだまだまだまだです。

もっと具体的にこのヒゲ男がどんぐらい英語できるか知りたい

という方のために、もう少しわかりやすく。

リスニングについて

僕がいま夢中で観てるYouTubeの動画を貼っときます。牛の部位についてです。100%ではありませんが、ほぼなんとなく調理の方法とか部位の話とか理解できてます。


Every Cut of Beef! (Almost) | Basics with Babish

めちゃくちゃおもしろいです。この動画は関係ないですが、LambとSheepが同じ動物で年齢によって呼び分けてるだけ、とかいうどっちでもいいトリビアを学んでネイティヴに教えるのが楽しいです笑。意外とみんな知らないんですよねぇ。LambとSheepはVealとBeefの関係だということを。

リーディングについて

去年の今頃読んでたのがFlour Water Salt Yeast: The Fundamentals of Artisan Bread and Pizzaってやつで、いまはMastering Stocks and Broths: A Comprehensive Culinary Approach Using Traditional Techniques and No-Waste Methodsってのを読んでます。絶対興味ないと思いますが、アマゾンの「なか見検索!」みたいなやつでどんな感じかそっと覗いてみてごらん。

まとめ&おまけ

3年たった今は「英語ができない事に対して、以前ほどコンプレックスを感じなくなってきた段階」にあると思っています。3年前の自分が今の自分を見たら「こ、こいつ天才かよ・・。」って思ったと思います。でも実際は全然できてません。去年と変わらずそれっぽいだけです。

おまけ:僕自身のこれまでとこれから。
僕はウェブデザイナーになろうと思ってカナダに来ました。でもカレッジ入学前に、自分の英語力がまだ十分ではなかったことに気づいた(英語力は不十分でもテストをパスすれば入学許可は出ます。学校もビジネスでやってるので。)ので、学校に行く前に永住権の取得を目指すことにしました。で、3年経ったいまようやく「今ならカレッジに通っても問題ないレベルで、おそらく友達も結構できるだろうな」と思えるところまできました。さて、僕のトロント4年生が今日スタートします。みなさん、陰ながらこっそり応援してください。