Higemushokuカナダ留学日記

ヒゲ無職からカナダ移住。

カナダ永住権取得計画進行中

トロントがいかにワーホリ&語学留学に適しているかを語ろうじゃないの

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僕はとてつもなくこの街が好き

僕は故郷、香川県が大好きです。「わがかがわ」というダサいキャッチフレーズも含めて愛しています。できることなら一生離れたくありませんでした。そんな僕が香川にオサラバをつげ、約2年前から住んでいる街、カナダのトロント。観光にはあまりオススメしませんが、英語の勉強をしたい方にはすこぶるオススメの街です。今日は、世界半周ぐらいバックパッカーした挙句に3カ国の語学留学(フィリピン、マニラ。アメリカ、ロス。カナダ、トロント。)をした僕が、トロントがいかに語学留学に適してた街であるかをここぞとばかりに偉そうにご紹介したいと思います。まずはざっとオススメポイントを以下に挙げて、ひとつひとつ親切丁寧をモットーに書いていきたいと思います。

  1. 治安が良い。安心安全な街
  2. 日本人が少なめ
  3. 人種の多様性、意外と黒人も多いよ。
    ・エクスチェンジグループ多し
    ・ワーホリでバイト見つけやすい。
     ー物価高いけど、バイトの最低時給も鬼高い。
  4. おまけ:本気だせば最終的に移民が狙える。

1、治安が良い。安心安全な街

これについては少し前に、トロントの治安と家探しについて、留学生へアドバイスって記事を書いたので、そっとのぞいてみてごらん。大したことは書いていません。5文字で要約すると、「めっちゃ安全。」。って感じです。大丈夫ですよ、何回数えても「めっちゃあんぜん。」は5文字じゃないですよ。こんなおもんない冗談が言ってられるぐらいトロントは安全な街です。だもんで、安心して学習に打ち込めますし、友達ができた暁には夜中までバーで一緒に飲んでられます。

2、日本人が少なめ

アメリカ大陸西海岸はだいたいどこいっても日本人多いです。アメリカもカナダも。でも、東側に位置するトロントは、日本から遠いからあんまり日本人がいません。航空券もちょっとだけ高いですしね。僕は日常生活で日本人に会うことはほとんどないです、「この一杯に命を込めて。」系の日系ラーメン屋とか行かない限り。でもダウンタウンの語学学校とかに行くとやっぱ日本人多いらしいです。初心者向けレベルのクラスは特に。僕はカレッジに進学したかったので、ダウンタウンから少し離れたハンバーってゆうカレッジ付属の語学学校に4ヶ月だけ通いました。結構大きな学校でしたが、4ヶ月の間に日本人2人ぐらいしか会わなかったです。ま、本当の話をすると日本人が周りに居てもいなくても、英語の上達度は結局は本人の本気度に拠るところが大きいのであんまり気にしなくてもいいんですけどね!!

3、人種の多様性、意外と黒人も多いよ。

以前から事あるごとにトロントの人種の多様性を語り散らしている僕ですが、これがほんとにすごいです。僕が1年半の間イタリアンでバイトしている間に出会った人の国籍をざっと下に書き出してみますね。ちなみに全然関係ないですけど、僕は昇進に昇進を重ねて、今はイタリアンの花形、ピザ男として働いていて結構いい時給もらっています。もしかしたら本当はやれば出来る子なのかもしれません。

  • カナダ人
    ・ポルトガル系
    ・チリ系
    ・韓国系
    ・中国系
    ・マレーシア系
    ・ベトナム系
    ・ジャマイカ系
    ・チベット自治区(中国)系
    ・イタリア系
    ・ドイツ系
    ・フィンランド系
    ・イギリス系
    ・メキシコ系
  • バルベードス人
  • スペイン人
  • ガテマラ人
  • コロンビア人
  • ベネズエラ人
  • パレスチナ人
  • コンゴ人
  • ナイジェリア人
  • フィリピン人
  • イタリア人
  • インド人
  • スリランカ人
  • バングラディッシュ人
  • ブラジル人
  • タイ人
  • メキシコ人
  • オーストラリア人
  • 日本人(Higemushoku)

これすごくないですか?1年半の間でこんだけの国籍の人と一緒に仕事しました。初めて書き出してみたんですけど、これすごいですね。自分でもびっくりちまちた。ちなみに全然関係ないですけど、前回床屋で髪切ってもらった時は、散髪屋のお兄さんがスコットランド出身って言ってました。もうトロントに存在しない人種いないんじゃないかと思ってしまいます。ほんでもって、トロントの特徴としては黒人も多い事だと思います。カナダの中でも西海岸(バンクーバー)ではあんまり黒人は見かけないらしいですね。逆に東海岸に近いトロントはアフリカからも移民が結構いますね。

で、この多様性がなぜ語学学習者にとって有利なのか。この私めが解説しましょう。でもその前に、「多様性ならアメリカも負けてないんじゃないのか、おお?」という声が聞こえてきた、そんな予感します。それはその通りです。が、質が違います。なので、アメリカとカナダの人種の多様性がどんな風に違うのかをいつもどおり偉そうに解説いたしましょう。

アメリカさん

アメリカさんはご存知のとおり「Melting Pot(人種のるつぼ)」として名高いですね。いろんな人種・文化が混ざって溶け混んで1つの新しい国家・文化を形成している感じ。スティーブ青木とか、もはや日本人ちゃいますもんね笑!日本人夫婦の子供でもアメリカで産まれ育つと、おもくそアメリカ人になる人多いですね。

カナダさん

カナダさんは「Salad Bowl(人種のサラダボール)」として名高いですね。いろんな人種・文化が個々の伝統などを残しながら1つの国家・文化を形成している感じ。だもんで、世界各国から集まった猛者どもが自国の文化を次の世代に残しつつ、共生している感じ。だもんで、子供の頃から異文化に触れることに慣れている感じです。他の文化に興味があるひとも多く、日本文化・言語を学びたい人も多いです。

て、ことです。で、ここからカナダのトロントさんがいかに英語学習に向いているかを偉そうに語りましょう。ざっと言うと、

  1. 日本文化に興味ある人多いからラングイッジエクスチェンジ(言語交換?)のグループとか山ほどある
  2. 移民多いから英語でけへんでもみんなあんま気にしない
  3. てことはバイトが見つかりやすい
  4. てことはバイト先で友達ができやすい
  5. そうなったらこっちのもん

1.日本文化に興味ある人が多いからエクスチェンジのグループとか山ほどある

エクスチェンジってあれです、日本語を学びたい英語スピーカーと英語を学習したい日本人がそのへんの野原もしくはカフェとかに集まって、お互いに言語を教え合うというあれです。規模の大小はありますが、トロントにはこのエクスチェンジグループが死ぬほどあります。僕もいまでもずっと参加してる小ちゃなグループがあって、もはや普通の友達グループみたいになってます。日本語の勉強なんてほとんどしてません笑。

2.移民多いから英語でけへんでもみんなあんま気にしない

移民びっくりするぐらい多いです。カレッジの付属語学学校で習った内容だと、トロントの人口が約300万人(ちょっと前情報)で、その約半数が移民だそうです。さっきの「僕が歴代働いてきた愉快な仲間たち」の人種の多様さを考えると真実味がありますね。ほんでもって、移民はみんなアクセントがあるし変な英語使います。その結果、ネイティヴ達は、よくわからない移民の英語に慣れています。

3.てことはバイトが見つかりやすい

てことは、ですよ。半分が移民な訳です。そんなもんトロントの経済は移民ありきで成り立っています。移民を安っすい最低時給(安いといっても14ドルですが。)で雇います。てことは、僕ら日本人が思ってるほど、バイト探しは難しくないのです。皿洗いでいいなら、英語まじ出来なくてもすぐ見つかります。バングラデッシュ出身のマスード(推定年齢45歳、難民申請の結果カナダで永住権保持、妻子持ち、腰痛持ち、動きめっちゃ遅い、英語まじでほぼできない)でさえ、皿洗いとして頑張って働いて家族を支えています。

4.てことはバイト先で友達ができやすい

てことはですよ、バイトが見つかると次はバイト仲間が出来る訳です。言葉が出来なくても、いつも笑顔で、真剣に一生懸命仕事をしていれば、嫌な気持ちを抱く人なんていません。僕は周囲の人がびっくりして目ん玉が飛び出るぐらい本気で皿洗いしました。洗う皿がなくなったら、自分からトイレの掃除とかゴミ出しとかやってました。あまりに真顔で黙々と皿を洗うので、オーナーからは「スーパースター皿洗い」、バイト仲間からは「トロント、いやカナダNo.1 皿洗い」と半笑いで揶揄されていました。そしたら一瞬でみんなに気に入られて瞬殺で昇進して友達も出来ました。言葉があんまり通じないにも関わらず、仕事の後には飲みに誘ってもらえるようにもなりました。ローマ出身の男の子からとんでもなく気に入られて、「あの日本人にピザ作りを教えたい。」と直接指名を受けて、トレーニングを受け、今は偉そうな顔でピザ男やってます。そんな感じで、常に真摯に謙虚で、髭ヅラで、セクシーに仕事をしていれば、どんどんいい循環にもっていけます。

5.そうなったらこっちのもん

はい、ここまで来たらだいたいの留学生・ワーホリ男たちが理想とする環境の出来上がりですね。環境を整えたら、ここからはあなた次第です。ここまでやってようやく「生きた英語」ってやつを学ぶスタートラインです。が、スタートラインにも立てずに帰国する人も結構います。ここまではどうにか半年ぐらいでもっていきましょう。

てことで、トロント最強。っていう訳ですよ、みなさん。トロントの人種の多様性はいろんな可能性を秘めてます。ほんでもって次はワーホリの醍醐味、バイト。の時給と物価について。

物価高いけど、最低時給も鬼高い。

物価は正直高いです。でもスーパーで売ってる物の値段は日本とあんまり変わりません。では何が高いかというと、外食費、家賃が高いです。外食費については「消費税(13%)と、チップ(10%〜20%)」のコンビネーションで結果めっちゃ高くなります。たとえば、命かけてる系のラーメン屋いくとラーメン自体が14ドルぐらい。で、それに消費税(13%)とチップ(15%)をプラスすると18ドル越えてきます。お酒とか飲むともう一瞬で50ドルぐらいすぐ越えます。家賃もおそろしく高いです。最安で、シェアハウス(部屋借り)で「450ドル〜」という感じ。僕たち夫婦は、ダウンタウンからかなり離れた無名な地下鉄駅からバスで10分ぐらいのところにある小さな家の小さな地下の部屋(一応専有)を借りていて、1,000ドル/月 といったところ。かつ、毎年家賃が上昇しています。

これだけ聞くと、「なにがオススメやねん、この無職野郎」って声が聞こえてきそうですが、トロントの真骨頂はここから。この高額な家賃や外食費をカバーできるほど、バイトの時給が高いのです。今現在(2018年7月)で最低時給が14ドルですが、来年15ドルになる予定です。どんなバイトしても時給15ドルになります。フルタイムでバイトすれば、「1日8時間×5日間×4週間×15ドル = 2,400ドル」ですね(こっから所得税が引かれますが)。普通にこっちの生活費カバーできますね。なので、日本である程度お金を貯めてくれば、あとはこっちでなんとか暮らしていけます。日本人ばっかり雇ってるお店とかも結構ありますし、元気・やる気・いわき があれば暮らしていけます。さて、次は最後のトロントおすすめポイント、移民についてです。

4、おまけ、本気だせば最終的に移民が狙える。

留学エージェントがこぞって宣伝してるので、結構有名な話だと思いますが、「カナダは2年間公立のカレッジに行くと、卒業後に3年間のワークビザがもらえます。で、カレッジ卒業後のカナダでの職歴をもってして移民申請が可能なのです。移民も夢じゃない!!」って言われてます。本気で移民を考えている方はネットで調べてみてください。この手の話はいくらでもでてきますので、僕はここでは詳しく書きません。全部本当の話です。ただ、これだけは言わせてください。そんな簡単ちゃいます。全部事実は事実ですが、正直な話この流れ(カレッジ→就職→移民)で移民までたどり着いたという日本人にいまのところトロントで出会ったことがありません。2年間住んでいて1人たりと会ったことがないんです。人づてに聞いたことすらありません。永住権取得した日本人は数人知っています。ただ、全員「わたし、カナダ人の彼と結婚したの〜。まじファックってゆうか〜。」系女子です。一人残らず、(ワーホリ女子→カナダ人男性と付き合う(大して英語でけへんからコミュニケーションも大して取れてへん)→移民(数年後異次元に英語できるようになる))ってゆう、まじファック系女子です、一人残らず。計画から出国まで3年を費やし、トロントに来てからも毎日毎日必死で英語の勉強しつつ、白目むきながら移民のことを調べて、努力に努力を重ねて移民を目指している僕は、うらやま死しそうです。

うらやま死の件はさておき、僕のように地道に移民を目指したい方に僕がひとつだけ言えることは、もしカレッジに行きたいのであれば英語圏に最低2年ぐらいは住んでからカレッジに進学しましょう、ってことです。そうしないと、カレッジで専攻分野の勉強ではなく、英語の勉強を2年間することになります。そうなると、卒業後に就職が難しいのです、技術が身についてないから。てことで、永住権についてはおまけです。もし本気で移民を狙うなら、僕のように日本にいる間から数年間のスパンで計画を立てる必要があるかと思います。

まとめ

最後の移民は完全に蛇足でしたが、トロントは本当に英語の勉強に適した安心安全な街です。DA PUMPに負けじと「カモンベイベートロント」って曲、だれか作ってください。