Higemushokuカナダ留学日記

ヒゲ無職からカナダ移住。

カナダ永住権取得計画進行中

カナダ首相会見(5/3)から学んだこと(会見意訳少し有)

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こんにちは!引き続きマジ無職のヒゲ無職です。今回は僕の大好きカナダ首相(トルードおじさん)5月3日の会見から僕が学んだことを書きたいと思います。「国を率いる人間に必要な、優しさと厳しさを合わせた意志の強さ」のようなものを垣間見ました。会見内容を少しだけ意訳したので、ぜひ読んでみてください。

まずは新しい政策発表

今日もコロナ対策の追加政策の発表があったので、一応載せておきます。カナダ政府がどんな事に税金を使っているか知る機会になればいいなぁと思います。

5/3 発表カナダ新政策

  1. 【追加予算24億ドル】オンラインのメンタルヘルスケアサービス開発
  2. 【追加予算17.5億ドル】コロナ関係研究のため、バイオテック会社に研究費配分
  3. 【協議会発足】コロナ対策に必要な物品(マスク、手袋、除菌液等)の安定した確保のため 
  4. 【子育て支援】子ども1人につき$300支給

ここでは特に僕が幸せな気分になった4つめの子育て支援についてだけ少し書きます。

【子育て支援】子ども1人につき$300支給

この支給は一回きりで使途の制約はなし。ですが、おそらく政府の意図としては、学校がオンラインに移行している流れがある中で「家庭によってPCやタブレットが無いから子供を授業に参加させられない」との声に対する対策だと思います。そして、会見中ここでトルードおじさんの表情が少し柔らかくなり、口調が少し優しくなって、子どもたちへメッセージを残しました。感動したので少し意訳を載せます。

毎日辛い日々が続いてますね。友達が恋しいですね。学校の活動をオンラインでするのは簡単ではないですよね。でもこれが一生続くわけではありません。だから、この状況が良くなったら友達としたい楽しいことを計画して過ごしてね。宿題も頑張るんだよ。家事のお手伝いも家族と一緒にしてくれてありがとう。覚えておいてください、私たち全員で一緒にこの戦いを乗り越えていきましょう。

翻訳していて少し涙でてきました笑。眼差しが優しいんですよね。眼差しが貫くんです、僕の胸をまっすぐ。こんな風に一国の首相が会見中に子ども向けにメッセージを発信する。そうすると子どもも政治に関心が湧くようになるのかなぁと感じました。ちなみに余談ですが、トルードおじさんTwitterアカウント持ってて、紹介文で「カナダ首相」より「父親、夫」が先にきてるんです。もちろん政治的なパフォーマンスの意図はあるんでしょうが、会見中の子どもへの眼差しは父親としてのトルードおじさんが出てきてるんでしょう。ちなみにこんな感じです。「Father, husband, 23rd Prime Minister of Canada.」

さて、前置きが長くなりましたが僕が今日お伝えしたかった内容はここからです。いつもどおり前置き長いですね、すいません。本題に入ります。

州ごとの経済活動開始について

カナダのいくつかの州が経済活動再開を決定しています。

これについて記者から「経済活動再開を発表した州の住民から第二波を恐れる声が届いている。連邦政府は州政府に介入して、経済活動再開は時期尚早だとして再度すべてをシャットダウンすることは出来ないのか?」と厳しい口調で質問が。それについてトルードおじさんは、先ほど子ども達に話しかけていた優しい口調とは一変して、毅然とした態度でこう答えました、以下意訳。

我々連邦政府の責任は、州政府と協力して州政府が必要な物資を提供しサポートすることだ。州政府は、与えられた情報や物資、状況を考慮して各州にとって適切なステップを踏んでいく必要がある。各州によって状況は異なり、異なった舵きりが必要だ。もし州政府が経済活動を再開し、第二波が襲ってきたとしても、それは州政府の責任であり州政府が対処しなければならない。ただし、そうなった場合に必要な物資やサポートは連邦政府が州政府と協力して提供していく。先ほど言った通り、州政府の決断をサポートすることが連邦政府の仕事だ。

ここで大切なのは責任の切り分けの話。記者はトルードおじさんに「州政府へ介入して、経済活動再開を阻止」することを期待しているようだった。でもトルードおじさんは断固として「州政府の責任だ」と何度も説明した。その上で「各州がどんな状況に置かれたとしても、連邦政府は全力でサポートをすること」を強調した。

これは素晴らしい答弁だったと思う。このブログ記事冒頭でも紹介した通り、連邦政府は日々変わっていく状況に合わせて国全体に対して素早く政策を打ち出している。その上で、状況が全く異なる州毎の対応などできるはずがない。仕事の切り分けをはっきりさせなければ、全てトルードおじさんの責任となり、救えるものも救えなくなると思う。国を率いる人間に必要な、優しさと厳しさを合わせた意志の強さのようなものを垣間みたなぁというお話でした。会見動画を見つけたので貼っておきます。


PM Trudeau on Canada Child Benefit and funding for research & online health services – May 3, 2020

最後に僕からメッセージ

最後までお読みいただきありがとうございます!以前も書きましたが、やはり州毎に経済活動再開になりましたね。留学先の変更も視野に入れて情報収集するのも手かと思います。これからも主に留学生・ワーホリの方のために情報発信していこうと思っています。あと僕自身の話で恐縮ですが、現在僕はカナダのトロントに住んでおり、コロナの影響でレイオフ(一時解雇)され、カナダの雇用保険を頂いて生活しています。この期間中も何らかの形でカナダに貢献できればいいなぁと思いますが、自宅待機が僕にできる精一杯な事のようです。なので、せめてこのロックダウン期間中の僕の時間は自分のためではなく誰か困っている方のためにも使いたいと思って活動しています。ですので、この記事を読んで少しでも参考になったなぁという方はツイッターやフェイスブックで拡散していただけると今後の活動の励みになります。あと、YouTube「ヒゲ無職チャンネル」でも留学生やワーホリの方に参考になる情報を発信しています。何かご要望や質問がありましたら、コメントをいただけると嬉しいです!ありがとうございました!!おうちで Stay safe してください!!!今は将来のために勉強・情報収集をして力を蓄えるチャンスでーーーーーす!!